ちどり‐そう【千鳥草】
ラン科の多年草。中部以北の高山に自生し、高さ30〜50センチ。根は厚く手のひら状に分かれている。葉は広い線形。夏、淡赤紫色の花を穂状につける。てがたちどり。《季 夏》
ちどり‐の‐き【千鳥の木】
ムクロジ科の落葉小高木。山地に自生。葉は長楕円形で先が細くとがる。雌雄異株。4月ごろ開花し、翼をもつ実を結ぶ。やましばかえで。
ちどりのきょく【千鳥の曲】
箏曲(そうきょく)。古今組の一。江戸末期に吉沢検校が作曲。古今集と金葉集から千鳥に関する歌を1首ずつ選んで前歌と後歌にし、その間に手事(てごと)をはさむ。「六段」とともに箏曲の代表曲。
ちどり‐はふ【千鳥破風】
屋根の斜面に設けた小さな三角形の破風。狐格子(きつねごうし)をはめ込み、装飾や通気用に用いる。据え破風。
ちどり‐もく【千鳥目】
鳥綱の一目。カモメ・シギ・チドリ・ウミスズメ科など16科よりなる。渡り鳥が多い。
ち‐どん【遅鈍】
[名・形動]行動などがのろくて鈍いこと。また、そのさま。「—なる生活も」〈独歩・河霧〉
ち‐どん【痴鈍】
[名・形動]知恵のまわりが遅くて鈍いこと。また、そのさま。愚鈍。「いかに—な僕と雖も」〈漱石・明暗〉
ち‐な【千名】
いろいろなうわさ。多くの評判。「我が名はも—の五百名(いほな)に立ちぬとも」〈万・七三一〉
ち‐ながし【血流し】
刀剣などの刃(は)につけた細長いみぞ。樋(ひ)。
チナ‐こ【チナ湖】
《Chena Lake》米国アラスカ州中部にある湖。フェアバンクスの南東約25キロメートルに位置し、チナ川に流出。周辺一帯が州立公園に指定され、釣りやカヌーを楽しめる。チェナ湖。