つつみ‐やき【包(み)焼(き)】
1 魚・肉・野菜などを木の葉・紙・ホイルなどに包んで焼くこと。また、その焼いたもの。 2 鮒(ふな)の腹に昆布・串柿(くしがき)・焼き栗などを入れて焼いたもの。門出や出陣の祝いに用いた。「鮒の—...
つつみ‐やき【堤焼】
仙台市青葉区堤町で生産される茶器・花びん・酒器などの陶器。元禄年間(1688〜1704)江戸の陶工上村万右衛門が仙台の台の原で創始。のち窯が堤町に移り、この名がついた。特に堤人形は有名。
つつみ‐やすじろう【堤康次郎】
[1889〜1964]実業家・政治家。滋賀の生まれ。衆議院議員、同議長。箱根土地(後のコクド)・西武鉄道などを設立、西武グループを築き上げた。
つつ・む【包む】
[動マ五(四)] 1 物を、紙や布などの中に入れてすっかりおおう。「風呂敷で—・む」 2 (多く受け身の形で)物をすっかり取り囲むようにする。「山中で霧に—・まれる」「火に—・まれた家」「事件は...
つつ・む【恙む/障む】
[動マ四]病気になる。また、災難にあう。「大舟を荒海(あるみ)に出だしいます君—・むことなくはや帰りませ」〈万・三五八二〉
つつ・む【慎む】
[動マ四]《「包む」と同語源》 1 気がねする。遠慮する。「人目も今は—・み給はず泣き給ふ」〈竹取〉 2 気後れする。「例いとよく書く人も、あぢきなうみな—・まれて」〈枕・二三〉
つつ‐め・く【囁く】
[動カ四]ひそひそ言う。ささやく。つつやく。「怨(え)じもこそしたべとて、—・きてやみぬ」〈土佐〉
つつ‐も
[連語]《接続助詞「つつ」+係助詞「も」》 1 「つつ」を強めた言い方。…しながら。「働き—学ぶ」 2 …にもかかわらず。「努力しなければならないと知り—ついなまけてしまう」
つつ‐もたせ【美人局】
夫婦または内縁の男女が共謀して、女が他の男と密通し、それを言いがかりとしてその男から金銭などをゆすり取ること。なれあい間男。 [補説]もと博徒(ばくと)の語「筒持たせ」からきたものという。「美人...
つつ‐や・く【囁く】
[動カ四]「つつめく」に同じ。「信頼同心の由にてありけるも、そそやき、—・きつつ…とかく議定して」〈愚管抄・五〉