とられてたまるか【とられてたまるか!】
浅田次郎のデビュー小説。平成3年(1991)刊行。自身が経験した極道生活をユーモラスに描いたもの。のちに「極道放浪記」に改題。
とられん‐ぼ【取られん坊】
遊女に金品をまきあげられる客。「金のあるほど—」〈吾妻物語〉
とら‐ロープ【虎ロープ】
黒色と黄色のロープをより合わせて、縞模様になるようにしたもの。危険標識などに用いる。
とらわれ【囚われ】
敵にとらえられること。また、その状態。「—の身となる」
とらわれ‐の‐み【囚われの身】
逮捕されて、または捕虜となって身の自由を奪われた状態。囚われの身の上。「—となる」
とらわれ‐びと【囚われ人】
とらわれている人。とりこ。
とらわ・れる【囚われる/捕(ら)われる/捉われる】
[動ラ下一][文]とらは・る[ラ下二] 1 つかまえられる。とらえられる。「敵に—・れる」 2 固定した価値観や考え方などに拘束される。「先入観に—・れる」「目先のことに—・れる」
虎(とら)を画(えが)きて狗(いぬ)に類(るい)す
《「後漢書」馬援伝から》勇猛な虎を描こうとして、犬のようなものになってしまう。力量のない者が、すぐれた人のまねをして、かえって軽薄になることのたとえ。また、目標が大きすぎて失敗することのたとえ。
虎(とら)を野(の)に放(はな)つ
猛威を振るう者の力を発揮できるよう自由にさせることのたとえ。また、のちに大きな災いをもたらすような危険なものを野放しにしておくことのたとえ。
虎(とら)を養(やしな)いて自(みずか)ら患(うれ)いを遺(のこ)す
《「史記」項羽本紀から》情愛にひかれて後日に禍根を残すたとえ。