ねずみ【鼠】
1 齧歯(げっし)目ネズミ科の哺乳類の総称。一般に小形で、体毛は灰色・黒褐色で尾は細長い。犬歯はなく、一対の門歯が発達し一生伸び続ける。繁殖力は旺盛だが、寿命は短い。農作物・貯蔵穀物などに甚大な...
ねずみ‐あな【鼠穴】
壁などにネズミがかじってあけた穴。
ねずみ‐いらず【鼠入らず】
ネズミが入らないように作った食器棚。
ねずみ‐いるか【鼠海豚】
クジラ目ネズミイルカ科の哺乳類。体長約1.8メートル。頭が丸く、吻(ふん)はとがっていない。北半球の温帯・寒帯の海に分布。
ねずみ‐いろ【鼠色】
ネズミの毛色のような淡黒色。灰色。ねず。「—の目立たないスーツ」
ねずみ‐おい【鼠生ひ】
生まれたばかりのネズミ程度に非常に小さく幼いこと。「小さきよりも、世に言ふなる—のほどにだにあらぬを」〈かげろふ・下〉
ねずみ‐おとし【鼠落(と)し】
ネズミをその中に落とし入れて捕らえる器具。
ねずみ‐かべ【鼠壁】
ねずみ色に塗った壁。
鼠(ねずみ)壁(かべ)を忘(わす)る壁(かべ)鼠(ねずみ)を忘(わす)れず
ネズミは自分がかじった壁のことなど忘れているが、壁はネズミにかじられたことを忘れない。苦しめられた恨みは長く消えないことのたとえ。
ねずみ‐カンガルー【鼠カンガルー】
有袋目カンガルー科ネズミカンガルー亜科の哺乳類の総称。ウサギ大で、9種ほどがオーストラリアおよびタスマニアの一部に分布。草食性。地中に巣を作り、巣材の草や小枝を尾で束ねるように巻いて運ぶ。