はやし‐きょうこ【林京子】
[1930〜2017]小説家。長崎の生まれ。本姓、宮崎。長崎での被爆体験に基づく「祭りの場」で芥川賞受賞。他に「上海」「三界の家」「やすらかに今はねむり給え」「長い時間をかけた人間の経験」など。
はやし‐ことば【囃子詞】
歌謡などで、歌詞の本文とはなれて、歌い出しの部分や中間・終わりに調子をとるためにさし入れる言葉。
はやし‐ごと【囃子事】
能・狂言で、謡なしに器楽だけで演奏する部分。立ち方の登場・退場に用いる出入り事(次第・一声(いっせい)など)と、舞台における動きに伴う舞事・働き事などがある。
はやし‐ざ【囃子座】
能舞台で、後座(あとざ)の手前の、本舞台にいちばん近い部分。囃子方が位置して演奏する所。
はやし‐しずえ【林倭衛】
[1895〜1945]洋画家。長野の生まれ。大正8年(1919)社会運動家の大杉栄を描いた「出獄の日のO氏」を二科展に出品し、警視庁から撤回を命じられる。大正10年(1921)渡欧、帰国後は春陽...
はやし‐しへい【林子平】
[1738〜1793]江戸中期の経世家。江戸の人。名は友直。大槻玄沢・宇田川玄随らと交遊。海外事情に通じ、蝦夷(えぞ)地開拓の必要性を説いたが、「三国通覧図説」「海国兵談」などが幕府の忌諱(きき...
はやし‐しゅんさい【林春斎】
⇒林鵝峰(はやしがほう)
はやし‐じゅっさい【林述斎】
[1768〜1841]江戸後期の儒学者。名は衡(たいら)。字(あざな)は徳詮。号、蕉軒。美濃岩村藩主松平乗蘊の子。幕府の命により、血統の絶えた林家を相続し、林家中興の祖と称される。幕府教学行政に...
はやし‐せいいち【林静一】
[1945〜 ]漫画家・イラストレーター。満州の生まれ。日本的な叙情をたたえた繊細な画風で人気を集める。イラスト・アニメーション・テレビコマーシャル制作でも活躍。代表作は、漫画「赤色エレジー」、...
はやし‐せんじゅうろう【林銑十郎】
[1876〜1943]軍人。陸軍大将。石川の生まれ。朝鮮軍司令官・教育総監・陸相などを経て昭和12年(1937)首相となり、内閣を組織したが選挙で大敗、4か月で総辞職。