かざん‐ガス【火山ガス】
火山の噴火口などから噴出するガス。マグマ中の揮発成分で、水蒸気を主とし、二酸化硫黄・二酸化炭素・硫化水素なども含む。
かざん‐ガラス【火山ガラス】
マグマが急激に冷却され、非晶質のままガラス状に固化したもの。流紋岩質で黒色または暗色のものは黒曜石として知られる。
かざん‐がん【火山岩】
マグマが地表または地表近くで固結してできた火成岩。急冷のため細粒の結晶やガラス質になるが、地下で成長した大きい結晶を含み、斑状組織を示すものが多い。噴出岩。
かざんせい‐びどう【火山性微動】
火山に特有の振動現象。火山性地震に比べ、その始まりと終わりが不明瞭であり、数日以上継続するものもある。火山やその周辺に発生し、地震計によって検出される。その発生機構は明らかではないが、マグマの移...
かざん‐だん【火山弾】
火山砕屑物(さいせつぶつ)の一。噴出されたマグマが空中で固結したもので、楕円形・紡錘形など特定の形を示す。
かざん‐もう【火山毛】
噴火の際にマグマの一部が引き伸ばされて固まった、ガラスの毛髪状の破片。火山の女神ペレーにちなみ、ペレーの毛ともいう。
かざん‐るい【火山涙】
噴火の際に飛散した粘性の小さいマグマが固まった、ガラス状の小球。ペレーの涙。
か‐せい【火成】
マグマの活動によって生じること。
かせい‐かつどう【火成活動】
マグマが地表に噴出したり、地殻内に貫入したりすること。それに伴う諸現象を含めていう。火成作用。
かせい‐がん【火成岩】
マグマが冷え固まってできる岩石。化学組成や冷却速度などの違いで多種多様のものができ、花崗岩(かこうがん)・安山岩・玄武岩などがある。地上でできる火山岩、地下でできる半深成岩・深成岩に大別されるこ...