ストロンボリしき‐ふんか【ストロンボリ式噴火】
粘性の低い玄武岩質マグマによる比較的小規模の爆発。赤熱した溶岩片や火山弾を火口から周期的に放出する。ストロンボリ火山・三原山の噴火はこの例。
すみよし‐いけ【住吉池】
鹿児島県姶良(あいら)市にある火口湖。直径約500メートル、水深約30メートル。約8000年前のマグマ水蒸気噴火によって形成された。約3キロ西にある米丸マールとともに「米丸・住吉池」として活火山...
せいマグマ‐こうしょう【正マグマ鉱床】
火成鉱床の一。マグマ固結の初期に晶出した有用鉱物が火成岩体の下部に濃集してできた鉱床。ニッケル・クロム・チタン・白金などを産出。
せっ‐き【石基】
1 石の土台。いしずえ。 2 火成岩にみられる、斑晶を取り囲んでいる細粒の結晶やガラス質の部分。マグマが地表や地表近くで急激に冷えた際にできる。
せっしょく‐こうたいこうしょう【接触交代鉱床】
マグマが貫入したとき、マグマから供給された物質と周囲の岩石との反応によって生じる鉱床。花崗岩(かこうがん)と接触した石灰岩中にできるのが普通。銅・鉄・鉛・亜鉛・錫(すず)・タングステンなどの重要...
せっしょく‐へんせいさよう【接触変成作用】
岩石中にマグマが貫入すると、接触部の温度が上昇し、鉱物組成や岩石の組織が変わること。熱変成作用。
せっしょく‐へんせいたい【接触変成帯】
貫入したマグマによって接触変成作用を受けた範囲。
せつ‐り【節理】
1 物事の道理・すじみち。 2 岩石に発達する割れ目。マグマが冷却固結する際に生じた板状節理・柱状節理など、規則正しいものが多い。
ぞうざん‐うんどう【造山運動】
陸上の大山脈や弧状列島の地質構造をつくる地殻変動。プレートの沈み込みや衝突によって、地層の褶曲(しゅうきょく)、断層運動、広域変成作用、マグマの活動、著しい隆起などが起こる。造山作用。
タキライト【tachylite】
玄武岩質マグマが急冷してできる火山ガラス。玄武岩質玻璃(はり)。