たいりょう【大漁】
金子みすゞの詩。大正15年(1926)刊行の「日本童謡集」に収録。昭和40年代、児童文学家の矢崎節夫が本作を読んで感銘を受け、忘れ去られた詩人であったみすゞの研究を開始。今日の再評価のきっかけと...
しわす‐ろうにん【師走浪人】
《歳末には忙しい世間から相手にされないところから》落ちぶれてみすぼらしい浪人。また、みすぼらしい身なりをした人のたとえ。「引けば破れる、掴(つか)めば跡に師走坊主—」〈浄・阿波鳴渡〉
スパルティ【Sparti/Σπάρτη】
ギリシャ、ペロポネソス半島南部の都市。古代ギリシャの代表的な都市国家スパルタの現代名。スパルタやミストラの遺跡からの出土品を展示する考古学博物館があるほか、ミストラへの観光拠点として知られる。
しわす‐ぼうず【師走坊主】
《歳末には忙しい世間から相手にされず、布施も少ないところから》やつれたみすぼらしい坊主。また、みすぼらしい身なりをした人のたとえ。「殊に—とて、(世間ノ人ガ)この月はいそがしさに取りまぎれ、親の...
しみっ‐たれ
[名・形動]《「しみたれ」の促音添加》 1 物惜しみすること。けちけちしていること。また、そういう人や、そのさま。「金に細かい—なやつ」 2 こせこせして卑しいこと。また、そのさま。「—な考え」...
シャドウ
道尾秀介の長編ミステリー小説。平成18年(2006)刊行。第7回本格ミステリ大賞受賞。
あいじょう【愛情】
《原題、(スペイン)Ternura》ミストラルの第二詩集。1924年マドリードで刊行。処女詩集「荒廃」の〈ゆりかご歌〉の章の作品に、子供のための作品を加えて編纂しなおしたもの。別邦題「いつくしみ...
わ・びる【侘びる】
[動バ上一][文]わ・ぶ[バ上二] 1 さびしく思う。心細がる。「独り暮らしを—・びる」「人—・びて淋しき宵を」〈漱石・虞美人草〉 「つれづれ—・ぶる人はいかなる心ならん」〈徒然・七五〉 2 落...
こうていのいないはちがつ【皇帝のいない八月】
小林久三の長編ミステリー小説。昭和53年(1978)刊行。自衛隊によるクーデーターを描いたフィクションで、同年、山本薩夫監督により映画化。
こうはい【荒廃】
《原題、(スペイン)Desolación》ミストラルの第一詩集。1922年刊。1914年に発表され国民詩歌賞を受賞した処女作「死のソネット」を収める。別邦題「寂寥」。