もみ‐うり【揉み瓜】
1 「瓜揉み」に同じ。《季 夏》 2 シロウリの別名。
もみ‐えぼし【揉烏帽子】
薄く漆を塗って柔らかにもんだ烏帽子。兜(かぶと)などの下に折り畳んで着用した。引立(ひきたて)烏帽子。梨(なし)打ち烏帽子。
もみ‐かえし【揉み返し】
マッサージ療法を受けた後で、筋肉痛のような痛みが生じること。施術中に無理な体勢が続いたり、筋肉を手でもみほぐす力が強すぎたりすることで起こる。
もみ‐がえし【紅返し】
女物の和服で、紅色の裏を表に返して縁取りしたもの。べにがえし。「—の下着に箔形(はくがた)の白小袖をかさね」〈浮・一代女・一〉
もみ‐がみ【揉み紙】
揉んでしわを作った紙。紙を棒などに巻きつけ、押し縮めてしわをつける。
もみ‐がら【籾殻】
稲の実の外皮。籾米をついて玄米を得たあとの殻。あらぬか。すりぬか。もみ。
もみ‐がわ【揉み皮/揉み革】
なめし皮の表面を削り、もんで柔らかにしたもの。表面に細かい皺(しぼ)がある。韋(おしかわ)。
もみ‐くしゃ【揉みくしゃ】
「もみくちゃ」に同じ。「人込みで—になる」
もみ‐くじ【揉み鬮】
紙片に必要なことを書いてひねっておき、人に引かせるくじ。ひねりぶみ。「—は恵方果報、後に無理言ふまいぞ」〈浄・女腹切〉
もみ‐くた【揉みくた】
「もみくちゃ」に同じ。「—になった写真の屑を」〈有島・或る女〉