とり‐き・る【取(り)切る】
[動ラ五(四)] 1 すべて取る。取り尽くす。「実がたくさんで一人では—・ることができない」 2 通行を断つ。遮断する。「次ぎの六畳の一部を屏風で—・って」〈蘆花・思出の記〉
トリポリ‐じょう【トリポリ城】
《Tripoli Castle》リビアの首都トリポリの旧市街にある城。アラビア語でアッサラーイ‐アル‐ハムラ(赤い城)とよばれる。7世紀半ばにアラブ人が築いた要塞に起源する。その後、十字軍勢力や...
トルク‐コンバーター【torque converter】
自動変速機の一部をなす油圧式のトルク(回転力)変換機。密閉容器の中に二つの翼車を対置し、中を油で満たす。一方を回すと、油の流れで他方も回り、その際、間に固定翼を置いて流れの方向を変えると、低速時...
トレンガヌ【Terengganu】
マレーシア、マレー半島北東部の州。州都クアラトレンガヌ。東岸は南シナ海に面し、平野部には水田、ヤシ園が広がる。沿岸の一部で石油や天然ガスを産する。
トロポミオシン【tropomyosin】
横紋筋の収縮を制御する線維状たんぱく質。 [補説]トロポニンと結合し、アクチンフィラメントに巻きついている。筋肉が弛緩しているときは、アクチンとミオシンの結合部位をふさいでいる。筋肉に刺激が加わ...
トロンプ‐ルイユ【(フランス)trompe-l'œil】
《人目を欺(あざむ)く意》 1 実物と見まがうほど写実的な絵画。また、その技法。古くは古代ギリシャ絵画にみられ、ルネサンス期では、建築物の壁面に大理石の模様や彫刻作品を描き込むなどの表現も行われ...
とん‐しゃ【頓写】
1 急いで書き写すこと。 2 追善供養のため大勢が集まって一部の経を1日で写すこと。一日経。「一日—の経書きて、回向(ゑかう)して」〈仮・御伽婢子・一三〉
トンスラ【tonsure】
カトリックで、聖職者を表すしるしとして、頭頂部の毛髪の一部または全部を環状に剃(そ)ること。また、その儀式。現在は行われない。
トーキー【Torquay】
英国イングランド南西部、デボン州の地名。トー湾に面する。鉄道が開通した19世紀後半以降、海岸保養地として発展。推理作家アガサ=クリスティの生地として知られる。旧自治都市で、1968年に近隣の2市...
トービン‐ぜい【トービン税】
外国為替取引に低率の税金を課すことで、投機を目的とした高頻度の取引の抑制を図る税制度。米国の経済学者ジェームズ=トービンが1972年に提案した。一部の国だけが導入した場合、外為取引が単に他国へと...