ばんみん‐ほう【万民法】
古代ローマで、ローマ市民以外にも適用された法規範。ローマ市民にのみ適用された市民法に対するもの。普遍的規範という性格から自然法と同一視され、また国際法の意味に用いられることもある。
ばん‐もつ【万物】
「ばんぶつ(万物)」に同じ。〈和英語林集成〉
ばん‐ゆう【万有】
宇宙に存在するすべての物。万物。万象。「英国の博物館は、世界の—を貯蓄して」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉
ばんゆう‐いんりょく【万有引力】
すべての物体間に普遍的に作用する引力。大きさは二つの物体の質量の積に比例し、距離の2乗に反比例する。ニュートンが発見。
ばんゆういんりょく‐ていすう【万有引力定数】
万有引力の法則に現れる普遍定数。重力定数。記号にGを用い、値はG=6.67259×10−11N・m2・kg−2
ばん‐らい【万来】
多くの人が来ること。「千客—」
ばん‐らい【万籟】
種々のものが、風に吹かれて立てる音。また、すべての物音。衆籟。「—死して落葉さえ動かねば」〈露伴・二日物語〉
ばん‐らい【万雷】
多くのかみなり。また、大きくとどろく音のたとえ。「—の拍手」
ばん‐り【万里】
《1万里の意》非常に遠い距離。きわめて遠いこと。「—のかなた」
ばんり‐いっくう【万理一空】
《宮本武蔵「五輪書」から》精神の修養、身体の鍛錬を極めて、心に迷いのないこと。