あか‐え【赤絵】
1 赤色を主として彩色を施した陶磁器。また、その絵。中国では五彩という。中国の宋赤絵・金襴手(きんらんで)赤絵・万暦(ばんれき)赤絵・呉須(ごす)赤絵、日本の伊万里(いまり)赤絵・九谷赤絵の類。...
垢(あか)が抜(ぬ)・ける
1 「あかぬける」に同じ。 2 汚名が晴れる。「祝言させねば、娘の—・けぬ」〈浄・万年草〉
あかし【明石】
兵庫県南部、明石海峡に面する市。もと山陽道・四国街道の分岐点の宿駅で、松平氏の城下町。日本標準時子午線の東経135度が通る所に天文科学館がある。人口29.1万(2010)。 源氏物語第13巻...
あか‐しんぶん【赤新聞】
扇情的な暴露記事を主とする低俗な新聞。明治中期、大衆紙「万朝報(よろずちょうほう)」が赤みを帯びた用紙で、暴露摘発記事を載せたことによる。→イエロージャーナリズム
あか・す【明かす】
[動サ五(四)] 1 物事をはっきりさせる。今まで隠していたことを明るみに出す。「理由を—・す」「手品の種を—・す」「身の上を—・す」「胸の内を—・す」 2 (「証す」と書く)疑わしい点をはっき...
あか‐とき【暁】
《「明時(あかとき)」の意で、「あかつき」の古形》夜半から明け方までの時刻。また、夜明け方。「秋の夜は—寒し白たへの妹(いも)が衣手着むよしもがも」〈万・三九四五〉
あかとき‐くたち【暁降ち】
《「くたち」は動詞「くたつ」の連用形から》夜がその盛りを過ぎて、明け方近いころ。「今夜(こよひ)の—鳴く鶴(たづ)の思ひは過ぎず恋こそまされ」〈万・二二六九〉
あかとき‐づくよ【暁月夜】
「あかつきづくよ」に同じ。「しぐれ降る—紐解かず恋ふらむ君と居らましものを」〈万・二三〇六〉
あかとき‐やみ【暁闇】
「あかつきやみ」に同じ。「夕月夜—の朝影にあが身はなりぬ汝(な)を思ひかねて」〈万・二六六四〉
あか‐なくに【飽かなくに】
[連語]《動詞「あ(飽)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》 1 (詠嘆の意で)満足しないのになあ。あきたりないのになあ。「明けぬべく千鳥しば鳴く白たへの君が手枕(たまくら...