ひき‐ばかま【引き袴】
丈が足より長く、裾を後ろに長く引いて着用する袴。
ひき‐ひと【低人/侏儒/矬】
背丈のきわめて低い人。ひきと。ひきうど。「おほきに—、俳優(わざをぎ)を進めて、みだりがはしきの楽をなし」〈武烈紀〉
ひき‐ぶと【引太/低太】
[名・形動ナリ]背丈が低く太っていること。また、そのさま。「大井光遠は、—にいかめしく」〈宇治拾遺・一三〉
ひき‐やか【低やか】
[形動ナリ]背丈や音声などの低いさま。「その中に長(たけ)—にて」〈今昔・二三・二一〉
ひき‐らか【低らか】
[形動ナリ]「ひきやか」に同じ。「丈—なる衆の」〈宇治拾遺・二〉
ひとひ‐まぜ【一日交ぜ】
「一日(ひとひ)置き」に同じ。「(地震ガ)—、二、三日に一度など」〈方丈記〉
ひゅっ‐と
[副] 1 物が風を切って飛ぶさま。「—矢を放つ」 2 造作なく行われるさま。「歌が直(ぢき)に—出る」〈滑・膝栗毛・四〉 3 確実であるさま。「わたしとこの草履は—丈夫で」〈滑・膝栗毛・四〉
ひらた‐ぶね【平田舟】
舟べりを低く舟底を平たくつくった丈長の川舟。上代から近世まで貨客の輸送に用いた。時代・地域により種類が多い。
ひら‐もとゆい【平元結】
丈長の紙を細く畳んで作った元結。中(ちゅう)元結。
びょう‐ぜん【眇然】
[ト・タル][文][形動タリ]小さいさま。取るに足りないさま。「一人の—たる小丈夫立てり」〈鴎外・ふた夜〉