みつ‐えり【三つ襟】
1 着物3枚をおのおのの襟が少し見えるように重ねて着ること。また、その着方。 2 和服の背の上部で襟に縫い合わされる部分。
みつ‐おうぎ【三つ扇】
紋所の名。開いた3枚の扇を、要(かなめ)を中心に丸く三方に並べたもの。
みつ‐おり【三つ折り】
1 三つに折ること。また、その折ったもの。 2 「三つ折り絎(ぐけ)」に同じ。 3 江戸時代の男子の髪形の一。元結・髷(まげ)・刷毛先(はけさき)と三つに折る形のもの。身分の低い者が結った。 4...
みつおり‐ぐけ【三つ折り絎】
和裁で、裁ち目がほつれないように、布の端を三つに折ってくける方法。三つ折り。
みつ‐かど【三つ角】
1 三つのかど。 2 道が三方に分かれている地点。三叉路。「—の交差点」
みつ‐かなわ【三つ鉄輪】
1 紋所の名。三つの輪を図案化したもの。 2 「三つ鼎(がなえ)」に同じ。「—でもう一度ここで言うて下さんせ」〈伎・幼稚子敵討〉
みつ‐がさね【三つ重ね】
重箱・杯・衣服などで、三つ重ねて一組みとしたもの。「—の酒杯」
みつ‐がしら【三つ頭】
刀の切っ先。「—より火を出(い)だして、鎬(しのぎ)を削って戦ひしが」〈謡・烏帽子折〉
みつ‐がしわ【三柏/三槲】
1 ミツガシワ科の多年生の水草。山地の湿原に自生。太い根茎が横にはい、葉は3枚の小葉からなる複葉で厚く、柄が長い。夏、葉の間から約30センチの花茎を伸ばし、白い花を総状につける。花びらは五つに裂...
みつ‐がなえ【三つ鼎】
鼎の足のように、三人が三方に対座すること。鼎座(ていざ)。かなえ座。みつかなわ。