さんがつ‐せっく【三月節句】
3月3日の節句。ふつう、女子の祝日として、雛(ひな)祭りをする。雛の節句。桃の節句。上巳(じょうし)。重三(ちょうさん)。《季 春》
さんがつ‐ていきん【三月庭訓】
正月から12月までの手紙を集めた「庭訓往来」を手本として字を習う者が、3月あたりでやめてしまうこと。勉強に飽きやすいこと。三日坊主。
さんがつ‐どう【三月堂】
東大寺の法華堂の異称。3月に法華会(ほっけえ)を行うところからいう。
さんがつ‐な【三月菜】
コマツナを春まきにして、若いものを摘み菜とするもの。うぐいすな。《季 春》
さんが‐にち【三箇日】
正月の元日から3日までの3日間。《季 新年》「門番に餅を賜ふや—/子規」
さんがね‐さん【三ヶ根山】
愛知県南部にある山。標高340メートル。山頂には三ヶ根観音がある。三河湾の眺望がよい。三河湾国定公園に属する。
さんが‐の‐ちょうじ【三箇の重事】
昔、朝廷で行われた、即位・御禊(ごけい)・大嘗祭(だいじょうさい)の三大儀式。
さんが‐の‐つ【三箇の津】
薩摩(さつま)(鹿児島県)の坊津、筑前(福岡県)の博多津、伊勢(三重県)の安濃津。三津(さんしん)。
さんが‐の‐つ【三箇の都】
江戸時代、京都・江戸・大坂をさしていった語。三都。
さんがら‐だいみょう【三柄大名】
江戸時代の大名中、金沢の前田、薩摩(さつま)の島津、仙台の伊達(だて)の三家をいう。前田は禄高が大名中最高なので高柄、島津は源頼朝の血をひく名家なので家柄、伊達は農作物が豊かで国が富むので国柄と...