さん‐しきし【三色紙】
古筆で特に尊ばれている3種の色紙。伝紀貫之筆の寸松庵(すんしょうあん)色紙、伝小野道風筆の継(つぎ)色紙、伝藤原行成筆の升(ます)色紙。
さんしき‐すみれ【三色菫】
スミレ科の越年草。春から初夏にかけて、蝶の舞う形をした紫・白・黄の3色または単色の大輪の花を開く。ヨーロッパの原産。パンジー。胡蝶菫(こちょうすみれ)。さんしょくすみれ。《季 春》「卵置く—の花...
さんしょく‐すみれ【三色菫】
⇒さんしきすみれ
さんし‐きょうくんじょう【三子教訓状】
戦国武将の毛利元就が、子の隆元・元春・隆景に書いた文書。「三本の矢の教え」の逸話の元になったとされる。
さん‐し‐ご【三四五】
直角三角形の3辺の長さを3・4・5の割合にした大形の直角定規。おおがね。
さんし‐しちしょう【三師七証】
比丘(びく)になる際に具足戒を授ける、三師と七証の10人の僧。戒を授ける直接の責任者である戒和尚、戒場で白四羯磨(びゃくしこんま)の作法を受け持つ羯磨師、威儀作法を教える教授師の三師と、7人の立...
三思(さんし)して後(のち)行(おこな)う
《「論語」公冶長から》何度もよく考えてから実行に移す。
さん‐した【三下】
[名・形動] 1 ばくち打ちの仲間で下っ端の者。三下奴(さんしたやっこ)。 2 取るに足らない者。下っ端の者。また、取るに足らないさま。「見栄を並べる、—な屋郎(やらう)たあ違ふによ」〈洒・船頭...
さんした‐やっこ【三下奴】
「三下1」に同じ。
さんしちぜんでんなんかのゆめ【三七全伝南柯夢】
読本。6巻。曲亭馬琴作、葛飾北斎画。文化5年(1808)刊。三勝(さんかつ)・半七の情話をもとに唐の小説「南柯記」などを取り入れ、室町時代末の武士の世界に移して勧善懲悪を盛り込んだ伝奇小説。