じょう‐ご【上戸】
《人数の多い家、すなわち婚礼に用いる酒の瓶数の多い家の意からか》 1 酒の好きな人。また、酒が好きで、たくさん飲める人。酒飲み。⇔下戸(げこ)。 2 他の語の下に付いて複合語をつくり、酒に酔うと...
じょう‐ごう【上合】
「外合(がいごう)」に同じ。⇔下合。
じょう‐さい【上裁】
1 上奏されたものに対する天皇の裁可。勅裁。 2 身分の高い人が行う裁決。「—なれば力及ばず」〈太平記・三六〉
じょうさい‐もん【上西門】
平安京大内裏外郭門の一。西面し、殷富門(いんぷもん)の北にあり、上東門に対する。築地(ついじ)を切り抜いただけで屋根がない。
じょう‐さく【上作】
1 物の出来がすぐれていて、よいこと。上出来。「彼の絵としては—のほうだ」⇔下作(げさく)。 2 農作物の収穫量が多いこと。豊作。「今年は米が—だ」
じょう‐さく【上策】
1 すぐれた考えや策略。良策。「この際あきらめるのが—だ」⇔下策。 2 上位の者に意見を書いた文書を提出すること。上表。
じょう‐さま【上様】
「うえさま」に同じ。
じょう‐ざ【上座】
1 《古くは「しょうざ」》上位の席。上席。かみざ。⇔下座(げざ)。 2 修行を積み、教団を指導する地位の僧。 3 三綱(さんごう)の一。年長・有徳で、寺内の僧を監督し、事務を統括する役僧。 4 ...
じょうざ‐せき【上座石】
庭園の築山(つきやま)の上に据える、平たく厚い石。観音石。
じょうざ‐ぶ【上座部】
仏滅の100年後に教団が二つに分裂したうちの保守派。また、それがさらに分裂してできた諸部派の総称。南アジア諸国の仏教はこの流れをくむ。→僧祇(そうぎ)1