じょうず‐ごかし【上手ごかし】
口先がうまく、へつらって相手に親切らしく見せかけ取り入ること。おためごかし。「手並みに怖(お)ぢて—、食はぬ食はぬ」〈浄・今国性爺〉
上手(じょうず)の手(て)から水(みず)が漏(も)れる
どんなに上手な人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。
上手(じょうず)の猫(ねこ)が爪(つめ)を隠(かく)す
本当に能力のある者は、それをひけらかすようなことはしないたとえ。能ある鷹(たか)は爪を隠す。
じょうず‐めか・し【上衆めかし】
[形シク]貴人らしく見えるさま。「さこそ—・しくもてなししづめたれど」〈夜の寝覚・一〉
じょうず‐め・く【上衆めく】
[動カ四]貴人らしく、上品で尊く感じられる。「やむごとなき人にいたうおとるまじう—・きたり」〈源・明石〉
じょうず‐もの【上手者】
お世辞が巧みで、如才なく立ち回る人。
じょう‐せい【上世】
おおむかし。上代。上古。
じょう‐せい【上声】
⇒じょうしょう(上声)1
じょう‐せい【上製】
つくりが普通より上等であること。また、そのもの。⇔並製。
じょうせい‐ぼん【上製本】
本格的な製本のしかたによって製本した本。表紙が堅く、多く背が丸い。本製本(ほんせいぼん)。