げ・びる【下卑る】
[動バ上一]《「下(げ)」に接尾語「びる」の付いたもの。「卑」は当て字》言動が下品になる。下劣に見える。「—・びた話」
げぼん‐げしょう【下品下生】
仏語。下品を上生・中生・下生の三つに分けた、その最下位。
げ‐れつ【下劣】
[名・形動]下品で卑しいこと。道義的に下等であること。また、そのさま。「品性—」「—なやり方」 [派生]げれつさ[名]
さん‐ぼん【三品】
1 仏語。上下・優劣などの階位を示す、上品・中品・下品の三つ。 2 親王(しんのう)の位階の第三位。 3 中国・日本の位階の第三位。三位。
品(しな)無(な)・し
1 品がない。下品だ。「心やすくうち棄てざまにもてなしたる、—・きことなり」〈源・常夏〉 2 あいきょうがない。無愛想だ。「御手をじっとしめ給へば、—・くぴんと振り放し」〈浄・井筒業平〉
しも‐がか・る【下掛(か)る】
[動ラ五(四)]下半身にかかわる話になる。下品な方面に及ぶ。「—・った話」
じょう‐しょう【上生】
仏語。極楽に往生するものの能力を九つに分けた九品(くほん)で、上品・中品・下品の3階級のそれぞれ上位。
じょう‐ひん【上品】
[名]品質のよいこと。また、高級品。「—だけを扱う老舗(しにせ)」⇔下品。 [形動][文][ナリ]品格のあるさま。品のよいさま。また、味などの洗練されているさま。「—な立ち居振る舞い」「—な...
じょうぼん‐じょうしょう【上品上生】
1 仏語。九品(くほん)の最高位。 2 最高のランクにあるもの。最上級品。「—の歌も、下品下生の歌も、人丸の御歌ならずや」〈戴恩記〉
せつ‐げん【褻言】
みだらでけがらわしい言葉。下品でなれなれしい言葉。「君の—止まざる如くは、妾請う交を絶せん」〈織田訳・花柳春話〉