ぼく‐り【木履】
《「ぽくり」とも》 1 浅い木ぐつ。 2 足をのせる木の台に鼻緒をつけた履物。下駄・足駄の類。 3 「ぽっくり(木履)」に同じ。
ぽっく‐り【木履】
《「ぼくり」の音変化》女児用の駒下駄(こまげた)の一。厚い台の底をくりぬき、後ろを丸く、前部を前のめりにし、漆を塗ったもの。
まえ‐つぼ【前壺】
下駄などの、鼻緒の前緒をすげる穴。また、その前緒。
まえ‐ば【前歯】
1 口の中の前面に並んだ上下4枚ずつの歯。切歯(せっし)。門歯。⇔奥歯。 2 下駄などの、前方の歯。
まさ【柾】
《「正(まさ)」と同語源》 1 「柾目」の略。「—の下駄」 2 「柾目紙」の略。
まつなが【松永】
広島県福山市の地名。旧松永市。江戸初期に塩田が開かれて発展。下駄を特産。
みず‐げた【水下駄】
深田や湿地に入るときに履く幅の広い下駄。大足(おおあし)。代踏(しろふ)み下駄。
もく‐げき【木屐】
木製のあしだ。下駄(げた)。ぼくり。
やき‐ぎり【焼き桐】
器物・下駄などに趣を出すため、桐材の表面を火で焦がし、模様のように木目を出したもの。
やき‐すぎ【焼(き)杉】
杉材の表面を焦がし、磨いて木目を凸状に表したもの。器物・下駄などに用いる。