ヒステリシス【hysteresis】
1 物質の状態が、現在の条件だけでなく、過去の経路の影響を受ける現象。特に磁気ヒステリシスをさすが、固体の弾性変形などについてもいう。履歴現象。 2 《1から転じて》過去の出来事の影響が、経済構...
ビルトイン‐スタビライザー【built-in stabilizer】
自動安定装置。景気変動に応じてある程度自動的に経済の安定を図るように作用する財政構造の仕組み。累進課税制度もその一つで、不況のときには税率が下がって有効需要の減少を抑え、好況のときには税率が上が...
ふ【不】
[音]フ(呉) ブ(慣) [訓]ず [学習漢字]4年 〈フ〉 1 否定を表す語。…しない。…でない。「不安・不意・不可・不快・不義・不吉・不朽・不幸・不在・不実・不順・不信・不振・不正・不足・...
ふきょう‐カルテル【不況カルテル】
不況のため、商品価格が生産費を割り、その業種の企業の経営が困難になるなどの特定の事態が生じた場合、それを乗り切るために結成されるカルテル。日本では昭和28年(1953)独占禁止法の適用除外の一つ...
ふだ‐われ【札割れ】
入札で、応募が少ないなどの理由で応札額が予定した入札額に達しないこと。特に、日本銀行が金融調節のための公開市場操作を実施する際に、金融機関からの申し込み金額が、日本銀行の入札予定額に達しないこと...
ふとうめい‐かん【不透明感】
透明でない感じ。また、事の成り行きや実状などがはっきりしない感じ。「長引く不況による先行き—」
プラザ‐ごうい【プラザ合意】
《Plaza Agreement》1985年9月22日の日本・米国・英国・フランス・西ドイツ5か国蔵相中央銀行総裁会議における合意。合意内容には国際収支の不均衡を為替相場の調整によって是正するこ...
マイルド‐リセッション【mild recession】
軽い、あるいは緩やかな景気後退をいう。政府の不況対策やビルトインスタビライザーの作用、弾力的な財政政策の採用により、景気循環の波がしだいに小幅になり、景気下降・後退も軽微になる状態をいう。→ビル...
マンセッション【mancession】
《man(男性)とrecession(景気後退・不況)を組み合わせた造語》女性よりも男性の方が失業率が高い状況。2008〜2009年の金融危機の際に米国で使われるようになった言葉。製造業や建設業...
むえん‐しゃかい【無縁社会】
社会の中で孤立して生きる人が増加している現象を表す言葉。平成22年(2010)にNHKの報道番組の中で用いられた造語。未婚・非婚率の上昇、家族・親族や地域社会における人間関係の希薄化、個人情報保...