あかん‐ぼう【赤ん坊】
1 生まれて間のない子供。また、胎児や乳児期の子供をもいう。あかご。あかちゃん。あかんぼ。 2 世間知らずの子供っぽい人。
あくちも切(き)れぬ
世間知らずの、年少の者をあざけっていう語。「—ぶんざいで、矢を望まんとは不敵不敵」〈浄・矢口渡〉
芋(いも)の煮(に)えたも御存(ごぞん)じない
芋が煮えたのか煮えてないのかの区別もつかない。世間知らずな者をあざけっていう言葉。
うち‐ねずみ【内鼠】
家の中にばかりいて、世間知らずの人間。また、そのような身の上。「この子—にて、我がうちより外を知らざれば」〈仮・他我身の上〉
口吻(こうふん)を洩(も)ら・す
それと想像できるようなもの言いをする。「芸者になりたいような—・す女」〈実篤・世間知らず〉
しょせっ‐ぽ【書生っぽ】
「しょせいっぽ」の音変化。「ホンの世間知らずの—だ」〈近松秋江・別れた妻に送る手紙〉
総領(そうりょう)の甚六(じんろく)
長子は大事に育てられるので、その弟妹よりもおっとりしていたり、世間知らずであったりするということ。
たい‐こう【大効】
大きな効果。「遠足は二人の間を密接にするのに—があった」〈実篤・世間知らず〉
ふところ‐ご【懐子】
1 親の懐に抱かれる幼な子。 2 大事に育てられた子。転じて、世間知らずの子。箱入り娘。「並の—とは違って、少しの苦しみや愁(つら)い位は驚きやしないから」〈風葉・深川女房〉
やくしゃ‐こども【役者子供】
1 役者は芝居のことしかわからず、まるで子供のような世間知らずであるということ。 2 少年の歌舞伎役者。「惣(そう)じて—の取る銀は、当座のあだ花ぞかし」〈浮・永代蔵・四〉