世(よ)に入(い)れ◦られる
世の人々から受け入れられる。世間から認められる。「新学説が—◦られる」
世(よ)に聞(き)こ・える
世間の評判になる。「—・えた作家」
世(よ)に従(したが)・う
世間の大勢・風潮・習わしに従う。「—・はん人は、先づ機嫌を知るべし」〈徒然・一五五〉
世(よ)に知(し)ら◦ず
ちょっと例がない。たとえようがない。普通ではない。「(経文ヲ)ゆるるかによみ給へる、また—◦ず聞こゆ」〈源・須磨〉
世(よ)に知(し)ら◦れる
世間の多くの人に知られる。有名になる。「その音域の広さで—◦れた声楽家」
世(よ)に立(た)・つ
世に出て一人前となる。また、世に出て相当の地位に立つ。「建築家として—・つ」
世(よ)に連(つ)・れる
世の中の流れや動きとともに変わる。
世(よ)に◦出(で)る
1 世の中に出現する。初めておおやけになる。「処女作が—◦出る」 2 世の中に知られる。出世する。「新星のように—◦出る」
世(よ)に問(と)・う
世間に発表してその評価を求める。「作品を—・う」
世(よ)に無(な)・し
1 この世に存在しない。死んでこの世にない。「故按察大納言は、—・くて久しくなり侍りぬれば」〈源・若紫〉 2 世の中に二つとない。比べるものがないほどすぐれている。「—・く清らなる、玉のをのこ御...