ちゅうげん‐おとこ【中間男】
「中間1」に同じ。「年ごろの—に」〈著聞集・一六〉
ちゅうげん‐ぜん【中間禅】
仏語。色界四禅のうち、初禅と第二禅との中間の段階。中間定(じょう)。
中原(ちゅうげん)に鹿(しか)を逐(お)う
《魏徴の「述懐」から。中原は天下、鹿は帝王のたとえ》帝王の位や政権を得ようとして争う。また、ある地位や目的物を得ようとして競争する。鹿を逐う。逐鹿(ちくろく)。
ちゅうげん‐の‐しか【中原の鹿】
帝王の位のたとえ。転じて、多くの人が競争して得ようとするもの。→中原に鹿を逐(お)う
ちゅうげんのにじ【中原の虹】
浅田次郎の歴史小説。雑誌「小説現代」に連載ののち、平成18〜19年(2006〜2007)にかけて全4巻を刊行。清朝末期から民国初期の中国を描く。第42回吉川英治文学賞受賞。「蒼穹の昴」「珍妃の井...
ちゅうげん‐ほうし【中間法師】
雑用に使われる身分の低い法師。中間僧。「童部が法師になったるや、もしは—ばらにてありけるが」〈平家・二〉
ちゅう‐こ【中古】
1 使って、やや古くなっていること。また、その品物。ちゅうぶる。セコハン。「—のカメラ」 2 主として日本文学史の時代区分で、平安時代のこと。「—の物語文学」 3 その時代からある程度隔たった昔...
ちゅう‐こ【中戸】
1 律令制で、大戸・上戸・中戸・下戸の四等戸の第三。一戸内に正丁(せいてい)が四人または五人いる戸。 2 《「ちゅうご」とも》中程度の飲酒家。上戸・下戸に対していう。「酒も小づけも好む—也」〈酒食論〉
ちゅう‐こう【中耕】
[名](スル)農作物の生育中に、その周囲の表土を浅く耕すこと。土壌の通気性などをよくし、作物の生育を促進させるために行う。
ちゅう‐こう【中興】
[名](スル)いったん衰えた物事や状態を、再び盛んにすること。「古寺を—した僧」