ちゅうし‐けい【中止形】
国文法の用語。中止法に用いられる用言の連用形。「花咲き、鳥歌う」の「咲き」、「美しく青きドナウ」の「美しく」の類。
ちゅう‐しこ【中仕子/中鉋】
荒仕子(あらしこ)で削った木材の表面を、さらに滑らかにするために用いるかんな。なかがんな。なかしこ。→荒仕子 →上仕子(じょうしこ)
なか‐しこ【中仕子/中鉋】
⇒ちゅうしこ
ちゅうしつ‐し【中質紙】
上質紙とざら紙との中間の品質の印刷用紙。化学パルプ70パーセント以上と砕木パルプとで抄造する。書籍・雑誌などに用いる。
ちゅうし‐はん【中止犯】
⇒中止未遂
ちゅうし‐ほう【中止法】
日本語の表現法の一。「昼働き、夜学ぶ」の「働き」や、「冬暖かく、夏涼しい」の「暖かく」などのように述語となっている用言を連用形によっていったん切り、あとへ続ける方法。
ちゅうし‐みすい【中止未遂】
犯罪の実行に着手した犯人が、自己の意思で実行をやめるか、または結果の発生を防止すること。刑が減軽または免除される。中止犯。→障害未遂
ちゅう‐しゃ【中社】
1 古く、神社を格式によって大・中・小に分けたうち第二位の神社。賀茂社・住吉社の類。 2 明治以後の神社制度で、官幣中社・国幣中社のこと。→官幣社 →国幣社 3 奥社と里の宮との中間にある社殿。
ちゅう‐しゃくしぎ【中杓鷸】
シギ科の鳥。全長42センチくらい。くちばしが長く、下方に曲がっている。日本では春・秋に渡来する旅鳥で、海岸などにみられる。
ちゅう‐しゅ【中酒】
1 《酒に中(あた)る意》酒を飲みすぎて体調・気分がすぐれないこと。 2 食事をしながら飲む酒。また、茶の湯の会席で出す酒。「—には古酒を、いやといふほど盛るならば」〈虎明狂・福の神〉