ちゅう‐どおり【中通り】
1 中くらいの程度。中間の位。「腰元、—の女までも皆色めきて」〈浮・男色大鑑・八〉 2 歌舞伎役者の階級。江戸での呼称で、名題(なだい)役者の次、下回りの上に位する。中役者。
ちゅう‐どく【中毒】
[名](スル) 1 生体内に入った薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること。経過から慢性と急性とに分けられる。どくあたり。「食い合わせで—する」「ガス—」 2 置かれた状況...
ちゅうどく‐がく【中毒学】
⇒毒物学
ちゅうどく‐しん【中毒疹】
体内で生成されたり、食物や薬剤として体内に入ったりした毒性物質によって、皮膚や粘膜に生じる発疹。
ちゅうどく‐りょう【中毒量】
中毒症状のあらわれる薬物などの量。危険量。
ちゅう‐どし【中年】
江戸時代、20歳ころから年季奉公に出ること。暖簾(のれん)分けなどを許されないことが多い。「—三年の気詰まり」〈浮・新色五巻書・五〉
ちゅう‐どしま【中年増】
中くらいの年増。近世では20歳すぎから28、9歳くらいまでの女性をいったが、年齢は時代によって前後する。
ちゅう‐なごん【中納言】
律令制で、太政官(だいじょうかん)の次官(すけ)。令外(りょうげ)の官。大納言に次ぐもので、職掌は大納言とほぼ同じ。従三位相当。正と権(ごん)とがある。なかのものもうすつかさ。
なか‐の‐ものもうすつかさ【中納言】
⇒ちゅうなごん(中納言)
ちゅう‐なん【中男】
1 2番目のむすこ。次男。「一の衣をば、我が—なる汝が弟に与へよ」〈今昔・二〇・三三〉 2 養老令で、17歳以上20歳以下の男子。大宝令では少丁(しょうてい)という。