こうやものぐるい【高野物狂】
謡曲。四番目物。金春(こんぱる)以外の各流。高師四郎が、出奔した主君の遺子春満丸(しゅんみつまる)を尋ね歩いたすえ、狂乱して高野山にたどり着き、春満丸に再会する。
こうようわかしゅう【黄葉和歌集】
江戸前期の私家集。烏丸光広作。寛文9年(1669)成立。孫の資慶(すけよし)が編集したもの。
こうわか‐まい【幸若舞】
室町時代に流行した、曲舞(くせまい)系統の簡単な舞を伴う語り物。南北朝時代の武将桃井直常(もものいなおつね)の孫、幸若丸直詮が始めたと伝える。題材は軍記物が多く、戦国武将が愛好した。現在は福岡県...
こえ‐よし【声良】
鶏の一品種。秋田県の原産。大形で体形はシャモに似、色は白笹(しろざさ)と5色とがある。東天紅・唐丸とともに日本三長鳴き鶏(どり)の一。
こ・える【肥える】
[動ア下一][文]こ・ゆ[ヤ下二] 1 人や動物のからだによく肉がついて、太る。からだつきがふっくらとする。「丸々と—・えた子犬」「—・えて脂ののった秋鯖」⇔やせる。 2 地味が豊かになる。「—...
こか・す【転かす/倒かす】
[動サ五(四)] 1 ころばす。ころっところがす。たおす。「植木鉢を—・す」 2 他の場所へ移す。また、どこかに隠す。「窃(ぬす)みてはやく—・す折、小者に見られて」〈読・八犬伝・五〉 3 ご...
こがね‐むし【黄金虫/金亀子】
1 甲虫目コガネムシ科の昆虫。体長約2センチ。体は広卵形で、背面は強い光沢のある濃緑色または紫紅色。夏に出現し、広葉樹の葉を食する。《季 夏》「落ちしまま翅(はね)はみ出せる—/正雄」 2 甲虫...
こ‐がらす【小烏】
小さなカラス。 平家重代の名刀の名。小烏丸。現在は宮内庁蔵。
コクーン‐スカート【cocoon skirt】
《cocoonは繭(まゆ)の意》腰回りにふくらみをもたせたスカート。全体が、繭のように丸みをおびたシルエットになる。
こ‐けし【小芥子】
東北地方の郷土玩具。また、その様式をまねたもの。ろくろびきの木製人形で、丸い頭と円筒形の胴からなり、手足はなく、簡単な彩色で主に女児の姿をかたどる。土地によって胴の形や描彩、顔の面相などに特色が...