せい‐ろう【蒸籠】
方形または丸形の木の枠の底に簀(す)を敷き、糯米(もちごめ)・団子などを入れ、釜にのせてその湯気で蒸す器。せいろ。
せいろ‐がん【正露丸】
胃腸薬の一。クレオソートを主成分とし、腹痛・下痢などに用いる。日露戦争中に軍隊で使用されたことから、もとは「征露丸」と書いた。商標名。
せきしょう‐し【石松子】
ヒカゲノカズラの胞子。淡黄色の粉。湿気を防ぐので丸薬・火薬の衣などに利用する。
せき‐じょうじょう【赤条条】
[名・形動]裸で身に何もつけていないこと。また、丸裸になるさま。「金剛力士をあざむく如き—の羽指(はさし)ども」〈露伴・いさなとり〉
せき‐ぼう【石棒】
縄文時代、棒状の一端または両端に丸く膨らみをつけた磨製石器。男性器のシンボルとも、儀礼・祭祀(さいし)用とも考えられている。
せき‐ら【赤裸】
[名・形動] 1 からだに何もつけていないこと。また、そのさま。丸裸。あかはだか。「—な(の)山肌」 2 包み隠さないこと。むき出しであること。また、そのさま。「—な(の)告白」
せ‐ぐくま・る【跼る】
[動ラ五(四)]《古くは「せくぐまる」》からだを前へかがめ、背を丸くする。かがまる。「唯でさえ猫背なのを、一層寒空の下に—・って」〈芥川・芋粥〉
せち‐ほだ【節榾】
正月にいろりで燃やす、丸太ほどの太さの薪。
せっしゅうがっぽうがつじ【摂州合邦辻】
浄瑠璃。時代物。二段。菅専助(すがせんすけ)・若竹笛躬(わかたけふえみ)作。安永2年(1773)大坂北堀江座初演。謡曲「弱法子(よろぼし)」、説経節「しんとく丸」「愛護若(あいごのわか)」の系統...
せみ‐たけ【蝉茸】
オフィオコルジケプス科のキノコ。地中のミンミンゼミのさなぎに寄生、春から夏、地上に出る。形は先がやや丸い棍棒状。冬虫夏草(とうちゅうかそう)の一。