いと‐わかめ【糸若布】
ワカメの茎を取り除き、葉を乾燥して糸状にしたもの。主に三重県の産。
いなか‐ぶし【田舎節】
1 民謡。 2 歌舞伎舞踊の中で、特に民謡を取り入れた伴奏音楽で踊る部分。 3 日本音楽で、陽旋法のこと。主に民謡に用いられるところから、明治中期に上原六四郎が命名。→都節(みやこぶし)
いぬ‐ぶな【犬橅/仙毛欅】
ブナ科の落葉高木。山地に自生し、高さは約25メートルに達する。樹皮は黒褐色、いぼ状の皮目がありざらつく。葉は楕円形で裏面に毛があり灰白色。5月ごろ花をつける。主に太平洋側のブナ帯下部に分布。くろぶな。
イフンケ
《アイヌ語》アイヌの歌謡の一。主に女性が歌う一種の子守歌。イフンケイヨンルイカ。
いまり‐やき【伊万里焼】
江戸初期から佐賀県有田地方で産する磁器の総称。主に有田焼をいう。伊万里港から積み出したのでこの名がある。寛永末ごろには日本の陶磁器生産の王座を占め、17世紀以降ヨーロッパにも輸出された。
い‐みん【遺民】
君主や王朝が滅びたのちも生き残って、遺風を伝えている民。また、旧主が滅びても、節を持して、新しい君主に仕えない者。「爾(なんじ)等明朝の—か、将(は)た又た清朝の忠臣か」〈独歩・愛弟通信〉
いもに‐かい【芋煮会】
サトイモなど野菜や肉を野外で煮て食べる集まり。主に東北地方で行われる。《季 秋》
いれ【煎れ】
信用取引で、相場の下落を見込んで売ったのに、騰貴してしまい、下落が期待できないときに、損を覚悟で買い戻すこと。主に関西で使われる用語で、東京では「踏み」という。
いろ‐ぼうしょ【色奉書】
色をつけた奉書紙。色奉書紙。主に福井県で作られる。
いろ‐みず【色水】
植物の花や葉の汁・色素・絵の具などで色をつけた水。主に、子どもの水遊びや実験などで使われる。