へい‐こ【炳乎】
[ト・タル][文][形動タリ]きわめて明らかなさま。また、光り輝くさま。「煌々輝々、—として人を射る」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
ぼう‐こ【茫乎】
[ト・タル][文][形動タリ]広々としているさま。ぼんやりとしてつかみどころのないさま。「今やこの—たる海辺は」〈荷風・地獄の花〉
りん‐こ【凜乎】
[ト・タル][文][形動タリ]りりしく勇ましいさま。毅然(きぜん)としているさま。凜然。「—とした態度をとる」「然れども其一生を通じて—たる操守あり」〈秋水・兆民先生〉
ろう‐こ【牢乎】
[ト・タル][文][形動タリ]しっかりしているさま。ゆるぎないさま。「—たる個性を鍛え上げて」〈漱石・吾輩は猫である〉