くしゃく‐にけん【九尺二間】
《間口9尺(約2.7メートル)、奥行き2間(約3.6メートル)の家の意》きわめて狭い家。粗末な住居。
く‐しゅう【九宗】
奈良・平安時代、日本に広まった仏教の九つの宗派。三論宗・法相(ほっそう)宗・華厳(けごん)宗・律宗・成実(じょうじつ)宗・倶舎(くしゃ)宗の南都六宗、天台宗・真言宗の二宗に、浄土宗または禅宗を加...
く‐じ【九字】
1 9個の文字。 2 修験者などが、災害を払う護身のまじないとして唱えた9文字の文句。「臨兵(りんぴょう)闘者皆陣列在前」と呪(じゅ)を唱え、指で空中に縦4本、横5本の線をかく。中国の道家で行わ...
くじ‐ごしんぼう【九字護身法】
九字を切って身を守る法。
くじ‐みょうごう【九字名号】
浄土真宗で、「南無不可思議光如来」の9文字を名号とするもの。十字名号とともに仏壇などの本尊の脇にかける脇懸(わきがけ)の名号。
くじゅう‐がわ【九十川】
《江戸時代、増水したとき、肩車で90文の渡し賃を取ったところから》増水した、大井川また天竜川の異称。
くじゅうく‐しま【九十九島】
長崎県北部、北松浦半島西岸沿いに散在する大小二百余の小島群。西海国立公園に属する。
くじゅうくりにあそびて【九十九里に遊びて】
伊藤左千夫による連作7首の短歌。九十九里浜の自然を詠んたもの。明治42年(1909)の作。正称は「二月二十八日九十九里浜に遊びて」。「九十九里浜に遊びて」「九十九里の浜に遊びて」などとも呼ばれる。
くじゅうくり‐はま【九十九里浜】
千葉県東部の弧状の砂浜海岸。北は刑部(ぎょうぶ)岬から南の太東崎(たいとうざき)まで、長さ約60キロ。1里を6町(約600メートル)として99里あることによる名。
くじゅうくり‐へいや【九十九里平野】
千葉県東部、太平洋に臨む海岸平野。北の刑部(ぎょうぶ)岬から南の太東崎(たいとうざき)間約60キロメートル、幅6〜10キロメートルにわたって続く広大な地域。砂丘列と低湿地からなり、園芸農業が盛ん...