くたに‐やき【九谷焼】
石川県九谷に産する陶磁器。明暦年間(1655〜1658)から元禄年間(1688〜1704)に焼成されて今日古九谷(こくたに)とよばれる豪放な色絵作品、および江戸末期の再興後に始まる精巧な赤絵・金...
くだん【九段】
東京都千代田区西部の地名。江戸時代に9層の石段を築いて幕府の御用屋敷を造り、九段屋敷と呼んだところからの名。靖国神社がある。
くだん【九段】
箏曲(そうきょく)の段物の一。九段の調。 生田流・山田流で、「六段」にならって作られた曲。 八橋流で、「六段」とその後半三段を続けて演奏する形式の曲。
くだん‐ざか【九段坂】
東京都千代田区にある坂。靖国神社横を経て神田方面に下る。
く‐てん【九天】
「きゅうてん(九天)4」に同じ。
くどやま【九度山】
和歌山県北部、伊都郡の地名。高野山北麓を流れる丹生(にう)川が紀ノ川と合流する地にある。真田昌幸(さなだまさゆき)・幸村(ゆきむら)父子が隠棲した地。
くどやま‐ちょう【九度山町】
⇒九度山
く‐に‐いち【九二一】
初期の鉄砲に用いた火薬。煙硝9匁(もんめ)、灰2匁、硫黄1匁の割合で配合した。
くねん‐ぼ【九年母】
ミカン科の常緑低木。葉は大形で楕円形。初夏、香りの高い白い花をつけ、秋、黄橙色の甘い実を結ぶ。果皮は厚く、種子が多い。インドシナの原産。香橘(こうきつ)。《季 花=夏 実=冬》
く‐ひゃく【九百】
《一貫に百文足りないの意から》愚かな者をあざけっていう語。天保銭(てんぽうせん)。