らん‐じん【乱人】
1 国を乱す人。反逆者。「藤原玄明等、素より国のための—たり」〈将門記〉 2 心の乱れた人。狂人。乱心者。「神をうらみ仏に歎き—となって」〈浮・諸艶大鑑・一〉
らん‐ぞく【乱賊】
世を乱す悪者。反逆者。
らんぼう‐ろうぜき【乱暴狼藉】
荒々しい行いをして秩序を乱すこと。「—をはたらく」
らん‐みん【乱民】
社会の安寧・秩序を乱す民。「虚誕誣罔—を煽乱して」〈東海散士・佳人之奇遇〉
りょう‐ぞく【良俗】
健全な風俗。よい慣習。「—を乱す」「公序—」
わく‐らん【惑乱】
[名](スル)冷静な判断ができないほど心が乱れること。また、人の心などをまどわし乱すこと。「お政は心中—して殆ど昏倒せん許りに悲しい」〈左千夫・告げびと〉