ふぶき【吹雪/乱吹】
1 雪が激しい風に吹かれて乱れ飛びながら降ること。また、その雪。積もった雪が強い風で高く吹き上げられる状態も含めていう。《季 冬》「宿かせと刀投げ出す—かな/蕪村」 2 風に吹かれなどして、乱れ...
ふぶ・く【吹雪く/乱吹く】
[動カ五(四)] 1 雪が激しい風に吹かれて乱れ降る。「ぼた雪が突然—・きはじめた」《季 冬》 2 風が激しく吹く。吹き荒れる。「風激しう吹き—・きて」〈源・賢木〉
みだけ‐ぜに【乱け銭】
「乱し銭」に同じ。「その後かの男の袖より—を取り出し」〈浮・一代女・六〉
みだし‐ぜに【乱し銭】
銭緡(ぜにさし)に通していない銭。ばら銭。みだけぜに。「座敷は—で山の如くぢゃ」〈狂言記・緡縄〉
みだ・す【乱す/紊す】
[動サ五(四)]ばらばらの状態にする。秩序をなくする。また、物事を平穏でなくする。「髪を—・す」「風紀を—・す」
みだり【乱り/妄り/猥り/濫り/漫り】
[形動][文][ナリ]《五段活用動詞「みだ(乱)る」の連用形から》 1 秩序を無視するさま。自分勝手であるさま。「—に高山植物を採取する」 2 軽率に、また、度を過ごして物事をするさま。むやみや...
みだり‐あし【乱り足/乱り脚】
疲れたり病気になったりしてふらふらする足。「御中道のほど、—こそ痛からめ」〈源・椎本〉
みだりあし‐の‐け【乱り脚の気】
脚気(かっけ)。「—あがりて東西知らずなむ」〈宇津保・蔵開下〉
みだり‐かくびょう【乱り脚病】
「乱り脚(あし)の気(け)」に同じ。「例もわづらひ侍る—というもの、ところせく起こり患ひ侍りて」〈源・若菜下〉
みだり‐かぜ【乱り風】
風邪。「このごろ—をひきて」〈今昔・一九・三〉