すうち‐よほう【数値予報】
天気予報の方法の一。大気の運動などを方程式で表し、現在の状態を初期条件として将来の状態を知ろうというもの。高層気象観測・コンピューターの発達により実用化。→アンサンブル予報
すうちよほう‐モデル【数値予報モデル】
コンピューターで大気の状態を計算する数値予報において、対象とする領域・予測期間・気象現象に応じて設定される数値計算のプログラム。地球全体を対象とする全球モデル、特定の領域を対象とする領域モデルの...
せかいきしょうかんし‐けいかく【世界気象監視計画】
世界気象機関(WMO)が中心になり、気象衛星を利用して全世界の気象状況を観測し、天気予報の精度を高めるほか、災害の予防、船舶・航空機の安全運航に役立てようという計画。1963年に開始。
ぜんぱん‐きせつよほう【全般季節予報】
気象庁が発表する季節予報(1か月予報・3か月予報・暖候期予報・寒候期予報)で、気象庁本庁が全国を対象として発表するもの。北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の4地域に分けて全国の大まかな傾向を予報...
ぜんぱん‐しゅうかんてんきよほう【全般週間天気予報】
気象庁が発表する週間天気予報の一つ。全国的に見た向こう1週間(発表日の翌日から7日先まで)の天気や気温などの概要をまとめたもので、毎日11時ごろに発表される。
そうかん‐きしょうがく【総観気象学】
数千キロメートルのスケールの気象現象を扱う気象学の一分野。日々の天気予報に必要な、高気圧・低気圧などの気圧配置や前線の動きなどを対象とする。→メソ気象学
そっこう‐じょ【測候所】
気象庁に付属する地方機関。担当地域の気象観測や予報業務などを行う。帯広・名瀬の2か所。また、新千歳・仙台・那覇の各空港に航空測候所がある。 [補説]かつて全国に置かれていたが、観測機器の発達や通...
ソーホー【SOHO】
《Solar and Heliospheric Observatory》1995年にNASA(米航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)が共同で打ち上げた太陽観測衛星。太陽表層部の彩層とコロナの観測...
たいきかいようけつごう‐モデル【大気海洋結合モデル】
大気と海洋の間の熱や水蒸気のやり取りを一体的に組み入れた気候モデル。気象庁では、エルニーニョ現象やラニーニャ現象のような海洋の変動の予測、3か月予報、暖候期予報、寒候期予報などに利用している。
たつまきはっせいかくど‐ナウキャスト【竜巻発生確度ナウキャスト】
気象庁が発表する防災情報の一つ。竜巻などの激しい突風が発生しやすい地域の詳細な分布と1時間先までの予報を提供する。→ナウキャスト情報