じっ‐しょう【実証】
[名](スル) 1 確実な証拠。確証。「—のない仮説」 2 確かな証拠をもって証明すること。事実によって明らかにすること。「推理の正しさを—する」 3 漢方で、病状の一。邪気の亢進(こうしん)し...
じっしょう‐しゅぎ【実証主義】
知識の対象を経験的事実に限り、その背後に超経験的実在を認めない立場。超越的思弁を排し、近代自然科学の方法を範とする。サン=シモンが初めて用い、コントによって提唱された。実証論。
じっしょう‐てき【実証的】
[形動]思考だけでなく、体験に基づく事実などによって結論づけられるさま。
じっ‐せかい【実世界】
事実として存在する世界。現実界。多く、コンピューターで作成された仮想世界に対していう。
じっ‐せつ【実説】
作り話やうわさなどでなく、本当にあった話。事実ありのままの話。実話。
じっ‐ぴ【実否】
事実であるか事実でないか。本当かうそか。じっぷ。「姉は均平に—を糺(ただ)そうともしず」〈秋声・縮図〉
じつ【実〔實〕】
[音]ジツ(慣) [訓]み みのる まこと [学習漢字]3年 〈ジツ〉 1 草や木のみ。「果実・結実・綿実油」 2 中身が詰まる。内容がみちる。「充実」 3 中身。内容。「内実・名実・有名無実...
じつがく‐しゅぎ【実学主義】
事実・経験・実践などを重視する教育思想上の立場。形式化した人文主義に対抗して16世紀に起こり、17世紀以降、自然科学や哲学の経験論の影響のもとに有力になった。日本では福沢諭吉が唱えた啓蒙思想がそ...
じつ‐じ【実事】
1 本当のこと。実際のこと。事実。「今聞得たる神託が、若(も)し—にてあらんには」〈竜渓・経国美談〉 2 (副詞的に用いて)本当に。まことに。「人目—面目なし」〈盛衰記・三四〉
じつ‐は【実は】
[副]事実を言えば。本当のところは。打ち明けて言うと。「—私が企てた事なのです」