いい‐ぶん【言(い)分】
1 主張したい事柄。特に、言い訳や異議・非難。「—を通す」「双方の—を聞く」 2 口論。口げんか。「此方の家さへ開けて下さるれば、—する事もござらぬ」〈浮・織留・四〉
いい‐わた・す【言(い)渡す】
[動サ五(四)] 1 上の者から下の者に対して、決定した事柄や命令などを伝える。申し渡す。「出張を—・す」 2 裁判所の下す判決・決定・命令の内容を口頭で当事者に告げる。宣告する。「無期懲役を—・す」
い‐ぎ【意義】
1 言葉によって表される意味・内容。「その語の本来の—」 2 その事柄にふさわしい価値。値うち。「—ある生活」
潔(いさぎよ)しとし◦ない
自分が関わる事柄について、みずからの信念に照らして許すことができない。「人に頼ることを—◦ない」
い‐じ【医事】
診察・治療・医学に関する事柄。
い‐じ【遺事】
1 昔から伝えられてきた事柄。「風俗、—、双方ともにならび存して其(その)物語の髄ともなりなば」〈逍遥・小説神髄〉 2 故人のやり残した事柄。 3 計画・事業などで、漏れてしまった事柄。
いち‐ぎ【一儀】
1 一つの事柄。一件。「この面(かお)なめの—が済むと」〈二葉亭・平凡〉 2 性交・房事をさす婉曲(えんきょく)な言い方。「—に及ぶ」
いち‐じ【一事】
一つの事柄。一つの事件。
いち‐じ【一次】
1 第1回。1番目。最初。「—募集」「第—越冬隊」 2 いちばん大切であること。根本的な事柄。「—史料」 3 数学で、式・関数などの未知数の最高次数が1であること。「—方程式」
一事(いちじ)が万事(ばんじ)
わずか一つの物事から、他のすべてのことを推し量ることができる。一つの小さな事柄の調子が他のすべての場合に現れる。「彼のやることは—間が抜けている」