こと‐がま・し【事がまし】
[形シク]仰々(ぎょうぎょう)しい。ことごとしい。大げさだ。「その体(てい)—・しく出で立ちたり」〈曽我・九〉
こと‐がら【事柄】
1 物事の内容・ようす。また、物事そのもの。「調べた—を発表する」「新企画に関する極秘の—」「重大な—」 2 《「こつがら(骨柄)」の音変化という》人物のありさま。体格。品格。「つらだましひ、—...
こと‐き・れる【事切れる】
[動ラ下一][文]ことき・る[ラ下二] 1 息が絶える。死ぬ。「救急車が来たときにはすでに—・れていた」 2 事が終わる。落着する。「疾(とく)してあはれ—・れよかし」〈平治・上〉
こと‐ぎれ【事切れ】
1 事が終わること。決着がつくこと。 2 息が絶えること。死ぬこと。
ことぎれ‐の‐ごせいばい【事切の御成敗】
鎌倉時代の裁判で、勝訴の訴人または論人(被告)に下知状を下付して結審としたこと。
ことぎれ‐もんじょ【事切文書】
鎌倉時代、落着した裁判の一件書類。
事(こと)加(くわ)・う
さらに大げさにする。「禄ども、品々につけて例あること、限りあれど、また—・へ、二なくせさせ給へり」〈源・行幸〉
事(こと)ここに至(いた)・る
ある状況に至って、どうにも変更しようのない事態になる。事ここに及ぶ。「—・ってはすべてを話すしかない」
事(こと)志(こころざし)と違(たが)・う
物事がうまくいかず、現実が意図したものや理想と食い違う。「—・って政治家になれなかった」
こと‐こまか【事細か】
[形動][文][ナリ]こまごまと詳しいさま。つまびらかなさま。詳細。ことこまやか。「—に説明する」