いつか‐がえり【五日帰り】
結婚後、5日目に嫁が里帰りすること。近世の習俗。「—におふくろの異見」〈浮・織留・二〉
いつか‐ねつ【五日熱】
リケッチアの一種がシラミの媒介で感染し、約5日間隔の発熱、下肢の痛みなどを呈する病気。第一次大戦中に欧州戦線で流行した。塹壕(ざんごう)熱。
いつか‐の‐せちえ【五日の節会】
奈良時代以後、朝廷年中行事の一。毎年5月5日に天皇が武徳殿に出て、群臣に宴を賜り、あとに騎射が催される。参列する人々は菖蒲(あやめ)を鬘(かずら)につけた。平安時代後期には衰えた。端午の節会。い...
いつき【五木】
熊本県南部、球磨(くま)郡の地名。九州山地中にある。
いつきのこもりうた【五木の子守唄】
五木村一帯に伝わった民謡。年貢代わりに働く子守娘の悲しい境遇を歌った子守唄。
いつき‐むら【五木村】
⇒五木
いつ‐ぎぬ【五衣】
平安時代の男子が用いた朝服のひとそろい。袍(うえのきぬ)・半臂(はんぴ)・下襲(したがさね)・衵(あこめ)または引倍木(ひきへぎ)・単(ひとえ)の五つ。
いつ‐くさ【五種】
5種類。
いつくさ‐の‐たなつもの【五種の穀】
「五穀(ごこく)」に同じ。「天の下の公民の作る物は、—を始めて」〈祝詞・竜田風神祭〉
いつ‐しょうぞく【五装束】
5種からなる、ひとそろいの武具。普通には鎧(よろい)・鉢巻き・籠手(こて)・脛楯(はいだて)・臑当(すねあ)てをいう。五具足。