ちっと‐も【些とも】
[副] 1 打消しの語を伴って、それを強める気持ちを表す。少しも。まったく。「—うまくない」「—気にしてない」 2 物事の程度がわずかなさま。少しでも。「世間の口がうるそうがすから、今日の所は—...
些(ちっ)とやそっと
数量や程度がごくわずかなさま。多く、下に打消しの語を伴って用いる。わずかばかり。「—のことでは、びくともしない」
ち‐と【些と】
[副] 1 物事の程度・量がわずかなさま。すこし。ちょっと。「—気の毒なことをした」「—の嬌羞の色もなく」〈鴎外・魚玄機〉 2 ほんの少しの間。ちょっと。「—お待ちなさいな」
ちと‐かん【些勧】
[連語]《「ちと」は少しの意。「かん」は「かんじん(勧進)」の略》勧進比丘尼(びくに)が喜捨を乞うときに言う語。ちとかんじん。「—、観ずれば夢の世や」〈浄・歌念仏〉
ちと‐も【些とも】
[副]「ちっとも」に同じ。「—法則規律を知らざる自然の才子に劣りつべし」〈逍遥・小説神髄〉