あ‐こう【亜綱】
生物分類学上の単位の一。必要な場合に、綱と目との間に設けられる。昆虫綱を有翅(ゆうし)亜綱と無翅亜綱とに分けるなど。
うみ‐うし【海牛】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱の軟体動物のうち、殻のないものの総称。巻き貝の仲間であるが、殻は退化。体はナメクジ形で、頭部に牛の角に似た触角と、後部にえらをもつ。色の目立つものが多く、浅海の岩上や海...
かた‐つむり【蝸牛】
《「かたつぶり」の音変化》腹足綱有肺亜綱に属する陸生の巻き貝のうち、大形のものの総称。殻は螺旋(らせん)形で右巻きが多く、殻から頭や胴の一部を出して移動。頭に二対の触角を備え、長いほうの先端に目...
かめ‐がい【亀貝】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱カメガイ科の貝。世界の温・熱帯の海に群れをなして浮遊する。殻長2センチくらい。殻は巻かずに台形で、亀の甲に似る。殻の両側に翼状に伸びた足を出して泳ぐ。
こうさい‐るい【後鰓類】
腹足綱後鰓亜綱の軟体動物の総称。えらは心臓の後方に位置する。雌雄同体。アメフラシ・ウミウシなど。
ぜんさい‐るい【前鰓類】
腹足綱前鰓亜綱の軟体動物の総称。サザエ・アワビ・オキナエビスガイなどの巻き貝で、えらが心臓より前にある。
つるあし‐るい【蔓脚類】
甲殻綱蔓脚亜綱の節足動物の総称。すべて海産。フジツボ・エボシガイ・カメノテ・フクロムシなどが含まれ、殻から蔓状の脚を出す。まんきゃくるい。
とうきゃく‐るい【橈脚類】
甲殻綱橈脚亜綱の節足動物の総称。主に海産で、動物プランクトンとして種類数・量が多く、魚類の天然飼料として重要。体は楕円形で1〜4ミリのものが多い。ケンミジンコ・ソコミジンコなど。かいあしるい。
はい‐ぎょ【肺魚】
硬骨魚綱肺魚亜綱または肺魚目に分類される淡水魚の総称。体はウナギ形で、体長50センチ〜1.5メートル。えらのほかに、浮き袋の発達した肺のような組織をもち、空気呼吸もできる。胸びれ・腹びれは鞭(む...
はっぽう‐さんご【八放珊瑚】
花虫(かちゅう)綱八放サンゴ亜綱の腔腸動物の総称。すべて海産。ポリプの胃腔に8枚の隔壁があり、8本の触手をもつ。アカサンゴ・ウミエラなど。