ほうしゃせんえいきょう‐けんきゅうじょ【放射線影響研究所】
放射線が人体に及ぼす医学的影響について調査研究を行う研究機関。広島・長崎の原爆被爆者に対する放射線の影響調査に重点を置く。日米両国政府が共同で管理運営する財団法人として昭和50年(1975)に発...
ほうしゃせん‐かじゅうけいすう【放射線荷重係数】
放射線の人体への影響の程度を表す係数。ベータ線・ガンマ線・エックス線の影響度を1としたときの相対値で、中性子線は5〜20、アルファ線は20。放射線の種類による影響の強さの違いを補正するために用い...
ほうしゃせん‐きょようりょう【放射線許容量】
人体に対する放射線の許容量。放射線被曝(ひばく)防護については線量当量限度が用いられている。
ほうしゃせん‐ぼうご【放射線防護】
放射線による人体への障害の発生を防止するために、放射線への被曝から人体を守ること。
ホルムアルデヒド【formaldehyde】
《「フォルムアルデヒド」とも》刺激臭のある無色の気体。メチルアルコールを酸化して得られる。水によく溶け、約40パーセントの水溶液はホルマリンとよばれる。ベークライトなどの合成樹脂の原料として重要...
ホールボディー‐カウンター【whole body counter】
人の体内に取り込まれた放射性物質の量を測定する装置。全身を対象に、人体から放出される放射線の量や種類を、体外から直接計測する。全身カウンター。全身測定装置。ヒューマンカウンター。WBC。 [補説...
ボディー‐スキャナー【body scanner】
衣服の内側に不審物を隠し持っていないかを確認する装置。ミリ波・テラヘルツ波などの電磁波を身体に照射するアクティブタイプと、人体が発する電磁波を検知するパッシブタイプがあり、透過型X線や金属探知機...
マイクロドーズ‐しけん【マイクロドーズ試験】
《microdose study》超微量の新薬候補物質を人体に投与し、薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄(はいせつ)の過程)を解析する手法。臨床試験(治験)を行う前に候補物質を絞り込むことで、開発...
まんせい‐ひばく【慢性被曝】
長期間にわたる被曝。一方、短時間の被曝は急性被曝という。放射線量の総量が等しい場合、急性被曝の方が慢性被曝に比べて人体への影響は大きくなる。
マンドラゴラ【mandragora】
ヨーロッパ原産のナス科の多年草。多肉質の根茎は有毒で、かつては鎮痛剤・麻酔剤などに用いられた。マンドレーク。 [補説]根茎は人体に似るものがあり、土中から引き抜かれる際に悲鳴を上げるという伝説もある。