かぶと‐にんぎょう【兜人形】
端午の節句に飾る、兜をつけた武者人形。五月雛。《季 夏》
かみ‐しばい【紙芝居】
1 物語を何枚かの絵にして、劇的に説明を加えていくもの。昭和6年(1931)ごろから、子供相手の飴(あめ)売り行商の手段として街頭で演じられた。現在では視聴覚教材ともなっている。 2 表裏に違う...
かみ‐ずもう【紙相撲】
紙で作った力士の人形を台の上で組ませ、台をたたいて勝負を競う遊び。
かみ‐びな【紙雛】
紙で作った立ち姿の男女一対のひな人形。江戸初期に始まり、のちには座った姿のものもできた。かみひいな。《季 春》
かめや‐ずきん【亀屋頭巾】
頭からかぶり、目の部分だけ開けた黒縮緬(くろちりめん)の頭巾。江戸中期、大坂の人形遣いが用いた。竹田頭巾。→黒子
かもがわ‐にんぎょう【賀茂川人形/鴨川人形】
⇒木目込(きめこ)み人形
かもじ‐ぐさ【髢草】
イネ科の越年草。高さ50〜70センチ。葉は線形。初夏、茎の上部に緑白色の小穂を互生する。葉で人形のかもじを作って遊んだことによる名。《季 春》「思ひ出の道みな細し—/不死男」
から‐くり【絡繰り/機関】
1 糸やぜんまい、水力などを応用し、精密な細工や仕掛けによっていろいろなものを動かすこと。また、その物。 2 機械などが動く原理。構造。仕組み。「分解して—を調べる」 3 巧みに仕組まれたこと。...
からくり‐しばい【絡繰り芝居】
絡繰り人形の芝居。元禄期(1688〜1704)を中心に、寛文から寛延に至る90年間に盛行。大坂道頓堀の竹田近江掾(たけだおうみのじょう)の芝居が有名。竹田芝居。
からくり‐どけい【絡繰り時計】
ある時刻がくると、絡繰り仕掛けによって時報を知らせる時計。人形が劇を演じたり、音楽を奏でたりするものなどがある。