おち‐うど【落人】
⇒おちゅうど
おちかた‐びと【遠方人】
遠方の人。あちらにいる人。「我(あ)が待ちし秋萩咲きぬ今だにもにほひに行かな—に」〈万・二〇一四〉
おちこち‐びと【遠近人】
あちこちの人。「信濃(しなの)なる浅間の嶽(たけ)に立つけぶり—の見やはとがめぬ」〈伊勢・八〉
おち‐の‐ひと【御乳の人】
貴人の子の乳母。江戸時代、乳を飲ませる「お差し」、抱くだけの「抱き乳母」に対して、幼児の保育全般に携わった婦人の称。おち。「—の滋野井殿(しげのいどの)」〈浄・丹波与作〉
おち‐びと【落(ち)人】
「おちゅうど」に同じ。
おちゅうど【落人】
《「おちびと」の音変化》 戦に負け、人目を避けて逃げていく人。「平家の—」 歌舞伎舞踊「道行旅路の花聟(はなむこ)」の通称。
おったて‐の‐かんにん【追立の官人】
流罪に処せられた者を流刑地へ護送した役人。追立(おったて)の使(つかい)。
おっと【夫/良人】
《「おひと(男人)」の音変化》配偶者である男性。結婚している男女の、女性を「妻」というのに対し、男性をいう語。亭主。「—のある身」⇔妻。
おとな【大人】
1 成長して一人前になった人。 ㋐一人前の年齢に達した人。「入場料—200円、子供100円」⇔子供。 ㋑一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること。また、その人。「—としての自...
おばじゃ‐ひと【伯母者人/叔母者人】
《おばである人の意。「者」は当て字》おば。おばさん。「—の自慢を召さるるは道理ぢゃ」〈虎寛狂・伯母が酒〉