いまむかしあやつりねんだいき【今昔操年代記】
西沢一風の著作。享保12年(1727)刊。上下2巻。豊竹座・竹本座のひいき客同士の言い争いを老人が仲裁するという体裁で、浄瑠璃の歴史や太夫の語り口への批評をまとめたもの。
いまむら【今村】
姓氏の一。 [補説]「今村」姓の人物今村明恒(いまむらあきつね)今村紫紅(いまむらしこう)今村翔吾(いまむらしょうご)今村昌平(いまむらしょうへい)今村知商(いまむらちしょう)今村夏子(いまむら...
いま‐むらさき【今紫】
赤みの少ない鮮やかな紫色。古代紫に対していう。
いま‐めかし・い【今めかしい】
[形][文]いまめか・し[シク]《動詞「いまめく」の形容詞化》 1 現代的でしゃれている。現代風である。「明治二十年代でも—・い洋服を着ていたのであろう」〈芥川・点鬼簿〉 2 にぎやかだ。「女官...
いまめ‐がし【今芽樫】
ウバメガシの別名。
いま‐め・く【今めく】
[動カ四]いかにも当世風ではなやかなさまである。現代風である。「律(りち)の調べは…すだれの内より聞こえたるも、—・きたるものの声なれば」〈源・帚木〉
今(いま)もかも
(通常、下に推量表現を伴う)ちょうど今頃は。「—咲き匂ふらむたち花の小島のさきの山吹の花」〈古今・春下〉
いま‐もって【今以て】
[副]今になってもなお。いまだに。「—消息不明である」
いまものがたり【今物語】
鎌倉時代の説話集。1巻。藤原信実(ふじわらののぶざね)の作といわれる。延応元年(1239)以後の成立か。和歌・連歌・恋愛など上流男女の話題を中心に和文体で記す。
いま‐や【今や】
[副]《「いま」+強意の間投助詞「や」から》 1 今こそ。今まさに。「—決断の時」 2 今にも。「—沈もうとしている」 3 今では。今はもう。「—一流の作家だ」 [連語]《「や」は疑問の係助...