いまがわ‐やき【今川焼(き)】
小麦粉を水でとき、太鼓形の焼き型に流し込み、小豆餡(あずきあん)を入れて焼いた菓子。江戸神田今川橋辺りで売り出されたという。大判焼き。太鼓焼き。巴(ともえ)焼き。《季 冬》
いま‐き【今来】
1 新しく来たこと。また、その人。 2 古代、新たに帰化した人。「—の才伎(てひと)」〈雄略紀〉
いまき‐の‐かみ【今木の神】
京都市北区にある平野神社の祭神の一。「今来(新来)」の意で、百済(くだら)から渡来した和邇(わに)氏の祖神、また桓武(かんむ)天皇の外戚の祖神とするなど、諸説がある。
いまぎれ【今切】
静岡県浜名湖が海に通じる辺りの称。明応7年(1498)の大地震で砂洲が切れ、海とつながった。江戸時代は渡し舟があったが、現在は浜名湖大橋によって結ばれている。
いまくまの【今熊野】
《「いまぐまの」とも》京都市東山区の地名。
いま‐こまち【今小町】
まさに今の世の小野小町といえるような美人。→今業平(いまなりひら)
いま‐ごろ【今頃】
1 だいたい今と同じ時期や時刻。今時分。「去年の—」 2 時間に遅れたとき、意外なときなどに、あきれた気持ちをこめて用いる語。今時分。今どき。「—行っても売り切れだよ」
いま‐さら【今更】
[副] 1 もっと早ければともかく、今となっては遅すぎる、という意を表す。今ごろになって。「—何を言っているんだ」 2 今新しく。今改めて。「—注意するまでもない」 3 初めて。「—の人などの...
いまさら‐かん【今更感】
俗に、遅すぎて間に合わない感じ。いまさら意味がない感じ。
いまさら‐め・く【今更めく】
[動カ五(四)] 1 今となってはもう遅すぎる気がする。「こんなことを言っても—・いて聞こえるでしょうが」 2 事新しい気がする。「海の眺望、二千里の外も残りなき心地する、—・きたり」〈増鏡・新島守〉