ねり‐くよう【練(り)供養/邌り供養】
1 寺院の法会で、来迎(らいごう)する諸菩薩(ぼさつ)に仮装して練り歩く仏事。5月14日の中将姫の忌日に行われる奈良の当麻寺(たいまでら)のものが有名。《季 夏》「—まつりがほなる小家かな/蕪村...
のり‐の‐にわ【法の場】
法会(ほうえ)や説教など、仏事を行う場所。法場(ほうじょう)。「春ごとに嘆きしものを—散るがうれしき花もありけり」〈千載・釈教〉
はっ‐せん【八専】
陰暦で、壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの12日間のうち、丑(うし)・辰(たつ)・午(うま)・戌(いぬ)の4日を間日(まび)と呼んで除いた残りの8日。1年に6回あり、雨の日が...
はて‐の‐こと【果ての事】
四十九日または一周忌の仏事。果ての業。「今は—すとて」〈かげろふ・上〉
ひがん‐え【彼岸会】
春秋の2回、彼岸の7日間に行われる法会。寺院に参詣し、墓参などの仏事を行う。俳句では特に春についていう。《季 春》
ひき‐がし【引(き)菓子】
祝儀・仏事などで引き出物として出す菓子。
ひと‐の‐わざ【人の業】
死者の追善のための仏事。法事。「下つ出雲寺に—しける日」〈古今・恋二・詞書〉
ひゃくまん‐べん【百万遍】
1 百万回。また、数限りなく繰り返すこと。「—頼まれても承服できない」 2 一人で念仏を百万回唱えること。 3 浄土宗で、極楽往生を願って10人ずつの僧や信者が輪になって念仏を唱え、1080個の...
ぶっ‐き【仏器】
仏事に用いる道具。仏にささげる供物を盛る器具。
べつ‐ぎょう【別行】
1 別の行。特に、文章中で行を改めて書くこと。「引用部分は—に書く」 2 特別に執り行う仏事や修行。特別の行法。 3 大部の典籍のうち一部を独立させて流布させること。「法華経」普門品を独立させて...