ぞう‐し【雑仕】
1 平安時代以後、宮中に仕え、雑役や、行幸・行啓の供などをした下級の女官。雑仕女(ぞうしめ)。 2 院・女院・摂関家その他貴人の邸(やしき)で雑役に従事した女性。雑仕女。 3 鎌倉・室町幕府で、...
ち‐し【致仕/致事】
[名](スル)《「ちじ」とも》 1 官職を退くこと。また、退官して隠居すること。 2 《古く、中国で、70歳になると退官を許されたところから》70歳の異称。
なか‐し【仲仕】
港などで、船の貨物をかついで運ぶ作業員。「沖—」
ふく‐じ【服事/服仕】
[名](スル)《「ぶくじ」とも》つき従って仕えること。また、仕事に従事すること。「其職業に—す」〈吉岡徳明・開化本論〉
ほう‐し【奉仕】
[名](スル)《古くは「ほうじ」とも》 1 神仏・主君・師などに、つつしんでつかえること。「神に—する」 2 利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと。「社会に—する」 3 商人が品物を安く...
ぼう‐じ【庖仕】
台所で水くみ・炊事などをする使用人。「若党二人、草履取りに—の飯焚きなり」〈合・女房形気・一一〉
みず‐し【水仕】
台所で水仕事をすること。また、それをする下女。水仕女(みずしめ)。「これが当れば、お前にだって—はさしちゃ置かん」〈秋声・足迹〉
みや‐じ【宮仕】
掃除などの雑役に従事した下級の社僧。「御裁許なくして、神人—射殺され」〈平家・一〉
もの‐し【物仕/物師】
1 物事をよく心得てする人。また、世事になれた人。巧者。「いみじき—ぞ、まろは」〈落窪・一〉 2 裁縫で仕える女の奉公人。おものし。「腰元、中居女、—を添へて」〈浮・胸算用・二〉
れき‐し【歴仕】
歴代の主君に仕えること。歴事。