くち‐もみ【口籾】
中世、年貢米の減損を補うため、あらかじめ多少の米やもみを、本租のほかに付け加えて納めさせたもの。また、その米やもみ。
クッサン‐ド‐リヨン【(フランス)coussin de Lyon】
《「リヨンのクッション」の意》フランスの菓子の一。チョコレートをキュラソーで香り付けしたマジパンで包んだもの。リヨンでマリア像に供えられたクッションの形を模して作られたところからの名という。
くつ‐づけ【沓付け】
雑俳の一種。下の5文字を題として出し、それに上5字・中7字を付けて1句に仕立てるもの。→冠付(かむりづ)け
く‐に【垢膩】
あかとあぶら。「後に負へる袋には、—の垢付ける衣あり」〈謡・卒都婆小町〉
くに‐な【国名】
平安時代、宮中の女官や僧侶などの呼び名に国の名を付けたもの。女官は父や兄・夫の任国にちなんで、また僧侶はその生国にちなんでつけられた。和泉式部(いずみしきぶ)・讃岐典侍(さぬきのすけ)の類。
く‐にゅう【口入】
[名](スル) 1 口を挟むこと。干渉すること。また、その人。口出し。「法皇去年の冬より政に御—もなく」〈著聞集・三〉 2 間に立って世話をすること。また、その人。仲介。くちいれ。「跡は火に成る...
くび‐かみ【首上/頸上/頸紙】
袍(ほう)・狩衣(かりぎぬ)・水干などの盤領(まるえり)の首の周りに沿って取り付けた部分。上前(うわまえ)の端に結び玉を作った紐(ひも)をつけ、下前につけた羂(わな)にかけるのを例とする。
くみ‐つけ【組(み)付け】
1 活版印刷で、活字の組版または鉛版を、指定の位置および一定のページ順に印刷機の版面台または版胴に固定すること。 2 機械製品の製造工程で、部品を製品の一部として取り付けること。
くもぬすびと【蜘盗人】
狂言。和泉(いずみ)・大蔵流。連歌の会のようすを見たさに忍び込んだ男が盗人とまちがえられるが、蜘蛛に関する句を巧みに付けて酒宴に入れてもらう。
クラッチ【crutch】
1 松葉杖。また、歩行を補助する杖状の器具。 2 ボートの舷(げん)に取り付けた、U字形のオール受けの金具。