うらやく‐せん【浦役銭】
室町時代、漁業税として、浦方の住民に課した臨時の税。また、江戸時代、浦役として代納された金銭。
うるし‐ねんぐ【漆年貢】
江戸時代の雑税の一。ウルシの木に対して課されたもので、はじめは現物納、のち金代納となった。漆役。
げん‐まい【現米/見米】
1 現に手元にある米。また、年貢の一部が米以外の物品で代納される場合の、実際の米。 2 扶持(ふち)として与える米。扶持米。
こく‐だい【石代】
「石代納(こくだいのう)」に同じ。
しき‐だい【色代】
《「しきたい」とも》 1 あいさつすること。会釈(えしゃく)。「多くの兵(つはもの)共の中を—に及ばず踏み越えて」〈義経記・四〉 2 おせじを言うこと。追従(ついしょう)。「—かひがひしく、この...
しきだい‐のう【色代納】
中世、租税を米で納める代わりに麦・大豆・塩・綿布・絹布などで代納すること。雑納。
じょう‐こくだい【定石代】
江戸時代、石代納のときの換算米価。一定地域での米穀市場の平均相場に準拠して決められた。
そうば‐がき【相場書】
1 各種の相場を記載した文書。 2 江戸時代、幕府が石代納(こくだいのう)のために諸国の米相場を書き上げさせた文書。
そ‐よう‐ちょう【租庸調】
1 中国、隋・唐代の均田法下の税法。給田を受けた丁男(21〜59歳)に課したもので、租は粟(あわ)2石、庸は年20日(閏年は22日)の労役、または代納として1日当たり絹3尺、調は絹2丈と綿3両、...
たか‐やく【高役】
江戸時代、石高に応じて賦課された臨時の夫役。金銭による代納も行われた。